HELLSING とは
『HELLSING』(ヘルシング)は平野耕太の漫画作品。少年画報社の月刊漫画雑誌「ヤングキングアワーズ」に連載中。
概要
本作は主にイングランドを舞台とし、吸血鬼と吸血鬼ハンターの戦いを描いたバトルアクション漫画作品である。「平野節」と呼ばれる作者独特の冒涜的で過激な台詞回しも特徴の一つとして評価される。題名の「ヘルシング」はブラム・ストーカーの恐怖小説『吸血鬼ドラキュラ』の登場人物エイブラハム・ヴァン・ヘルシング教授に由来し、ヘルシング教授の子孫が、主人公の一人インテグラとされる。なお、『吸血鬼ドラキュラ』のヴァン・ヘルシング教授の名前の綴りは“Van Helsing”であり、作品名“HELLSING”は“hell”(地獄)にかけたものと推定される。
作者本人の過去の作品からの登場人物(名前、外見問わず)の流用が多く、少佐やベルナドット、アンデルセン、ウォルターなどがそれに当たる。また、ナチスドイツの残党やイスカリオテ機関などの設定の原型も同様に見られる。
2001年にゴンゾ・ディジメーションによってテレビアニメ化された。その後、2005年にサテライトによってOVA化される。
米国では、2003年から英訳単行本7巻が刊行され、2006年には大手出版業界関係とNBCの協力で行われる「クィル賞」の「読者が選ぶベスト本」ベスト・グラフィックノベル部門に『NARUTO -ナルト-』と並んで選ばれた。
また、(インターネットによる投票のため幅広い層の支持と言えるかは不明だが)日本でも2006年「日本のメディア芸術100選・マンガ部門」において名だたる名作を押さえ22位に選ばれている。
なお2008年中に完結予定とのこと。
ストーリー
大英帝国の王立国教騎士団、通称「ヘルシング機関」を管轄するヘルシング家の女性当主インテグラと、インテグラに服従する不死身の吸血鬼アーカード、アーカードによって吸血鬼となった新米吸血鬼の元婦警セラスの3名が、この作品の主人公である。基本となるストーリー展開は、吸血鬼VS吸血鬼ハンターというブラム・ストーカーの作品に沿ったもので、王立国教騎士団と吸血鬼・喰屍鬼(グール)の戦闘が中心となっている。ただしアーカード、セラスは吸血鬼でありながら、吸血鬼狩りを本業としている。
物語の初期は、英国本土内で頻発する吸血鬼による事件にヘルシング機関が対処して、局地的な戦闘が繰り広げられるのみであったが、途中から吸血鬼事件の黒幕が明らかになっていき、人外の軍隊同士が血みどろな戦いを繰り広げる混迷を極めた展開となっている。ヒトラーの命を受けて南米に逃れていたナチスの残党、最後の大隊「ミレニアム」が登場し、1000人の吸血鬼部隊を率いて再び英国本土を空襲、これにヴァチカン教皇庁の第九次空中機動十字軍3000人が加わり、ロンドンは第二次世界大戦以来の破壊と混乱に陥っている。
登場人物
ヘルシング機関(王立国教騎士団)
大英帝国と英国国教会(プロテスタント)を反キリストの化物から護る為に組織された王立国教騎士団。吸血鬼アーカードを攻勢の要としており、主な吸血鬼退治は殆ど彼に行わせていたと思われる。他にも専門の特殊部隊を擁していたが、ミレニアムの手がけた吸血鬼、バレンタイン兄弟がグール部隊を率いてヘルシング家を襲撃したことで、ヘルシング家が擁する部隊は全滅。その後は、生き残りの執事ウォルターやアーカード、セラス等にベルナドット率いる傭兵部隊(ワイルドギース)を加えた編成となった。しかしそれもロンドン空襲および二度目のヘルシング邸襲撃において壊滅。負傷兵を除外した現在のロンドン市内における残存戦力は、インテグラ、アーカード、セラスの僅か3名となっている。- アーカード
- 声 - 中田譲治
- 真の正統な吸血鬼。作中ではヘルシング機関に敵対する化物に対する鬼札(ジョーカー)と表現されている。大英帝国女王とも対等に振舞う傍若無人な性格。なお、名前のアーカード (w:en:Alucard) は、ドラキュラ (Dracula) の逆綴りである(ただし、正しい発音は他者の作品にもあるように『アルカード』で、本作では綴りのLがRと表記されている場合もある)。別名が元となる名前のアナグラムで構成されるといった「元の身分に縛られる」という設定はドラキュラの祖とも言われるカーミラにも見ることができる。無論、ドラキュラもまた「アルカード」という偽名を用いたことがある。
- 高貴な吸血鬼である彼にとっては、日光は「致命的ではなく、単に嫌いなだけ」である。主食は人血であるが、普段は輸血用の血液パックをストローで飲み、また同属である吸血鬼の血を吸う事もある。稀に夢を見る事があり、その際には血の涙を流している。
- かつては実在した串刺し公・ヴラド・ツェペシュを彷彿とさせる恐怖の王であり、100年前にロンドンに侵入するもエイブラハム・ヴァン・ヘルシングらに敗北。以降、ヘルシング家に使役されることとなる。ブラム・ストーカーの原作小説同様、アーサー・ホルムウッド、キンシー・モリス、ジャック・セワードを含めた4人のチームに敗れている。
- この事や、拘束制御術式零号開放時にインテグラがアーカードを「伯爵」と呼んでいる事、ワラキア公国軍を率いる事、イェニチェリを始め吐き出した亡者が取った殺害方法が悉く串刺しである事などから、アーカードはヴラド・ツェペシュ及びドラキュラ伯爵そのものであると思われる。
- 通常は、拘束制御術式(クロムウェル)と呼ばれる封印をかけ力を制限している。怪力を誇り、吸血によって他者の生命力を吸収するという超常の不死性を持つ。故に彼を殺そうとすれば、彼が血を吸ってきた数万とも数百万ともつかない膨大な数の人数分だけ、彼を「殺し」続けなければならない。さらに飛び道具としてランチェスター大聖堂の銀十字錫を溶かして作った.454カスール炸裂徹鋼弾を用いる大型拳銃(後に13mm拳銃「ジャッカル」を併用)を装備する。また、1944年ワルシャワを舞台とした外伝『THE DAWN』では、ドラムマガジン付きのトンプソンM1928を使い、拘束制御術式第零号開放時は長剣を使っている。
- 普段は黒い長髪に長身の青年の姿を取るが、若き日のウォルターと組んでいた時には黒い長髪の少女の姿を取っており、拘束制御術式第零号開放時には鎧にマントをつけた髭顔の偉丈夫という「伯爵」の姿を取る事から、外見に関してはほぼ変幻自在であり、本人自身も「姿形は関係が無い」と述べている。
- ちなみに、アーカードを倒すには心臓を潰すしかないとアーカード本人が述べているのだが、1巻においてインテグラは「心臓を突いたぐらいでは死なない」とアンデルセンに発言をしている。
- これらのことから、拘束制御術式零号を開放した上(身代わりとなる亡者たちが全て体外に出た状態)で心臓を潰さなければアーカードは倒せないと思われる。
- 少佐も同様の結論に至っており、最後の大隊によるロンドン攻撃は全て「アーカードに拘束制御術式零号を解放させるため」のみの作戦だったようだ。
- セラス・ヴィクトリア
- 声 - 折笠富美子
- 元婦警。本作品冒頭部の「チェダース村事件」でアーカードにより吸血鬼化された。この事件はチェダース村に赴任していた牧師(吸血鬼)によって起こされた大量殺人事件であり、この時人質に取られた彼女を、牧師ごと撃ち抜いたアーカードが血の契約を行ったことにより吸血鬼になった。書類上では行方不明扱いとなっている。
- 幼い頃、警官であった父が何らかの事件を深追いしたため、二人組の犯罪者に自宅を襲撃される。その際に父と母を殺され、自身も瀕死の重傷を負った。孤児となり、孤独な幼少時代を過ごした後は、周りの反対を押し切って警官になることを志す。
- アーカードに血を吸われてからはアーカードの下僕としてヘルシング機関の一員になる。吸血鬼でありながら当初は血を吸うことに嫌悪感を持っていたが、激昂すると爆発的な戦闘力を発揮し、並の吸血鬼やグールなどは敵ではなくなる。吸血鬼の超体力と怪力から常に重武装を義務付けられている。通常武装は20mm対戦車ライフル、後に30mm対化物用カノン砲ハルコンネン。ミレニアムが英国を空襲した際には巨大な弾倉を背負った30mm半自動カノン砲ハルコンネンIIで迎撃した。続くゾーリンブリッツ戦では、彼女の武器によって重傷を負うも、ベルナドットの遺言に従い彼の血を飲んだことで一人前の吸血鬼へ成長、アンデルセンをして感嘆させるほどの力を得た。切り落とされた左腕が不定形の黒い霧のようになっており、翼に変形して空を飛べるようになるなどの能力を得、主であるアーカードに近い存在となっている。
- インテグラル・ファルブルケ・ウィンゲーツ・ヘルシング
- 声 - 榊原良子(幼少時:水橋かおり)
- ヘルシング家当主にして英国国教騎士団局長にして円卓会議の一人。通称インテグラ。10年前、父親の死に乗じてヘルシング機関を牛耳ろうとした叔父を殺し、ヘルシング家及びヘルシング機関、そしてアーカードの主人としての権利を継承した。常に葉巻を咥えているが、火が着いているとは限らない。処女である。女性であるにも拘らず「サー」(ナイトの称号)の敬称で呼ばれているが、理由は作中では特に明かされていない(単に「卿(ロード)」の訳を作者が間違えた可能性もある。「ナイト」を参照)。最初のアンデルセンとの対峙や、その後の英国強襲中等で見られるように武器としては剣を使う。アンデルセンの一撃を受け止めたり、吸血鬼を倒したりと、腕はそれなりに立つようである。
- エイブラハム・ヴァン・ヘルシングを祖に持つ由緒正しき吸血鬼狩りの一族の末裔。作中ではブラム・ストーカーの小説が存在しているので、作中劇としての『ドラキュラ』は実話を元にしたフィクションという形を取っていると思われる。
- なお元々『ドラキュラ』はヘルシング教授の残した記録を元に、友人であるブラム・ストーカーが小説にした、という設定の作品である。
- ウォルター・C(クム)・ドルネーズ
- 声 - 清川元夢
- ヘルシング家の老執事。先代ヘルシング卿の頃よりヘルシング家に仕える片眼鏡の老人。69歳。現在でこそ老成しているが、若い頃は口が悪く煙草も吸う悪ガキであった。
- 「死神ウォルター」の異名を持ち、かつてはヘルシングのゴミ処理係と呼ばれて吸血鬼狩りを行っていた。得物は極細の鋼線であり、これを自在に操ることであらゆる物を切断し、時にはこれを編みこむことで銃攻撃すら防ぐ盾としても活用する。55年前の若き日には、アーカードと共にナチスの吸血鬼研究機関を壊滅させており、その際に現在のミレニアムの原型となる少佐の部隊と交戦している。
- バレンタイン兄弟がヘルシング機関本部(=ヘルシング邸)を強襲した際は、セラスと共にヤン率いる武装したグールの軍隊を一掃する活躍を見せる。その後、第二次ゼーレヴェ作戦では英国安全保障特別指導部本営の裏切り者を一掃し、インテグラを護衛しヘルシング本部へ向かう。しかし、途中で因縁深い大尉と対面し、その後はミレニアム側に寝返ってドクにより吸血鬼化の施術を受ける。吸血鬼化し若返った実力は、高層ビルを切り倒し、由美江を瞬殺するなどまさに「死神」の異名に相応しいものであり、アーカードとも互角に渡り合う。しかし、無理な施術の影響で拒絶反応が発生。強制的に少年時代の体にまで若返るという症状が現れる。
- いつヘルシングを裏切ったかについて、アイランズ卿の発言や吸血鬼化した後の態度などから、最初から裏切り者であった可能性があるが現状では一切不明。ただ、余命いくばくもないというリスクを負ってまで自ら吸血鬼化を受け入れたのは、己の最高の状態でアーカードと闘いたかったのだろうとアーカードが指摘している。
- ピップ・ベルナドット
- 声 - 平田広明
- バレンタイン兄弟の襲撃によって全滅したヘルシングの兵の補充のために雇われた傭兵部隊の隊長。左眼に眼帯をしている。主な武器はAK-74やコルトSAAなどの銃器。
- 10代前からの傭兵稼業という家の出で、父親もコロンビアで戦死している。普段はセラスをからかって遊ぶ軽い性格だが、ゾーリン部隊がヘルシング邸に迫ってきた際には、的確な指示で敵に大損害を与える活躍を見せるなど、傭兵部隊隊長としての実力はかなりのものと思われる。ゾーリンブリッツとの戦いでセラスを危機から救い、まもなく死亡。セラスは彼の血を吸い、本物の吸血鬼として目覚めた。
- セラスの対大尉戦では、憔悴するセラスに(内側から)助言し鼓舞するなど相変わらずの存在感を見せ付けている。
- 原型となったのは『COYOTE』の主人公ピップ・ボルナード。帽子と鼻の絆創膏がトレードマークだが眼帯は無く、アンデルセンと同じく銃剣を愛用武器とした。続編である『ANGEL DUST』にも年老いた姿で登場。フランス語読みであるベルナドットを英語などで発音した場合、ボルナードとなる。
- アーサー・ヘルシング
- 声 - 大塚周夫
- 先代ヘルシング卿。インテグラの実父にして先代ヘルシング機関当主。アイランズ卿とはオックスフォードの同窓生で盟友。1944年9月、ドイツ占領下のワルシャワにおいてアーカード、若き日の執事ウォルターらを派遣しナチスの吸血鬼部隊およびアンデッド研究機関を壊滅させる。英国国教騎士団局長に就任後の1969年、何らかの理由でアーカードをヘルシング機関ロンドン本部地下に封印している。アーサーは20年後の1989年に死亡(享年・死因共に不明)。この直後、実弟であるリチャード・ヘルシングは、13歳のインテグラを亡き者にしヘルシング機関を掌握しようとしたが、彼女の血により復活したアーカードに阻まれ、インテグラに止めを刺され死亡した。
- なお外伝で若き頃の姿が描かれたが、破天荒で大酒飲みの女好きという、放蕩貴族風の青年であった。
大英帝国円卓会議
アーサー王伝説の円卓の騎士に習い、英国王室に忠誠を誓う政治家、貴族、軍人など12人の政財界の重要人物で構成された組織。インテグラもこのメンバーの一人。- ヒュー・アイランズ卿
- 声 - 水野龍司(TV版)/堀勝之祐(OVA版)
- 円卓会議議長で中心人物の老人。先代ヘルシング卿(インテグラの父親)とはオックスフォードからの同窓で、アーサーと呼ぶなど仲が良かったと同時に、アーサーの余りに破天荒な性格に苦労していた。尚、少佐の宣戦布告時に「邪魔をしないでくれ若造」と軽くあしらわれている。ただ、実年齢は少佐と同じ位のはずであり、少佐の発言はいまひとつ要領を得ない。
- シェルビー・M・ペンウッド卿
- 声 - 北川勝博(TV版)/広瀬正志(OVA版)
- 円卓会議の1人で英国海軍中将。単行本第5巻では英国安全保障特別指導部本営の将軍として本営を構える。
- 第二次ゼーレヴェ作戦によってロンドンに侵攻した吸血鬼の武装親衛隊に部下達と防戦した。最期は本営内に突入してきた吸血鬼達を巻き込んで自爆。人外の多い本作品において、最も端的に描かれた人間の一人である。
- バレンタイン兄弟による円卓会議強襲時には、弱音を吐きながらも拳銃を構え円卓会議の一員としてヤンを迎撃している。吸血鬼のロンドン侵攻の際には「自分以外の者は全員脱出しろ」と震えながら発言するも結果的には多くの部下達が留まり、共に任務を果たしていることから、部下から慕われてはいたことが伺える。円卓会議の若いメンバーや一部の人間からは円卓会議の中の内通者として疑われていたが、アイランズ卿など古参のメンバーから「裏切る前に自殺してしまう」「無能だが男の中の男」と人格を評され、そして本人も「私は臆病だが卑怯者ではない」と言っていたとおり、裏切り者ではなかった。
- 回想シーンで幼少時のインテグラと対峙した際すらも気弱な面を見せたが、それ自体が笑いを誘う。基本的にコミカルなキャラクターだった。
- ロブ・ウォルシュ中将
- 円卓会議の参議でアイランズ卿、ペンウッド卿とは共通の友人。老体だが、眼光の鋭さが行動力を物語る。本編においては女王の近衛隊で中核をなす。ミレニアム総攻撃への対抗策である、核ミサイルによる最終計画(ロンドン帝都・放棄フェイズ)を遅延させるべく奔走している。
イスカリオテ機関(法王庁特務局第13課)
ヴァチカンの法王庁特務局第13課、通称「特務機関イスカリオテ」。作中でヴァチカンには十二使徒の名を冠した12の課が置かれていることになっているが、イスカリオテは13番目の課としてその存在を公表されていない。裏切者イスカリオテのユダの名を冠した、ヴァチカンの保有する唯一にして最強の戦力であり、カトリックの地上における神罰代行者として、悪魔、化物、異教、異端の殲滅を存在目的とする。英国国教会の守護者であるヘルシング機関とは対立していたが、第二次世界大戦直後のヴァチカンの不始末(現実にもあったナチス戦犯の逃亡幇助)を認めて、ミレニアムに対抗するために、呉越同舟の共同戦線を張る。だが、第九次空中機動十字軍を率いた局長マクスウェルは、土壇場で英国を裏切った。しかしアーカードの拘束制御術式零号“死の河”開放により十字軍は壊滅し、マクスウェルも死亡する。アーカードとの激戦を繰り広げたアンデルセンも敗北し消滅、由美子はウォルターに殺害された為、現在の残存勢力はハインケルと僅かに残った武装神父隊のみである。これにより第九次十字軍遠征熱狂的再征服(レコンキスタ)は完全に崩壊し、 事実上イスカリオテ機関も壊滅したものと思われる。
- エンリコ・マクスウェル
- 声 - 田中秀幸(TV版)/速水奨(OVA版)
- イスカリオテの局長。司教から後に大司教へ昇格。傲慢な性格で、カトリックの絶対性を疑わない狂信者。
- 物語前半、ヴァチカン代表として英国との情報交換の場に顔を出し、その狂信ぶりを見せる。かつてミレニアムを支援した教会内部の背教者達を粛清していた。その後、第二次ゼーレヴェ作戦に際し第九次十字軍を率いて参入し、これまで手を組んでいた英国を裏切って無差別な殲滅戦を行う。
- 妾の子として生まれ、親に見放されてアンデルセンの勤める孤児院で過ごすことになる。そのため己を疎む全てを憎み、それらを見返すための上昇志向が強く、大司教昇格時の台詞にもそれが現れている。そして大役の長に上り詰めたことで、彼の本心が「神に仕えるのではなく、神の力に仕える」ことであると判明し、アンデルセンによる粛清を招くこととなる(逆にこれまで相手にされていなかった少佐からは『やればできる子』と評価された)。
- 名前の由来は、他に「シュレディンガー」がいることから、同じく大物理学者のエンリコ・フェルミとジェームズ・クラーク・マクスウェルから取られたものと思われる。
- 単行本の巻末に収録されている短編『CROSS FIRE』にも登場する。その頃の容姿は眼鏡や髪型などインテグラに近かったが、キャラがかぶるため変更された。
- アレクサンド・アンデルセン
- 声 - 野沢那智(TV版)/若本規夫(OVA版)
- イスカリオテ所属の神父。ヘルシング機関におけるアーカードの様な存在で、対化物用の鬼札と言われる。「聖堂騎士(パラディン)」「銃剣(バイヨネット)」「天使の塵(エンジェルダスト)」「殺し屋」「首切り判事」など数多くの異名を持ち、その正体は判然としない。推定年齢は60歳とされる。また、作中(2008年1月現在)、唯一アーカードが「宿敵」と呼んだ登場人物でもある。
- 普段は眼鏡をかけた優しげな神父で、孤児院に勤めている。子供達に慕われているが、その実の顔はマクスウェルに輪をかけた狂信者であり、子供達の喧嘩を仲裁した際には「暴力を振るって良い相手は悪魔(バケモノ)共と異教徒共だけです」と述べた。なお、同じ機関員であるマクスウェル、ハインケル、由美子などはこの孤児院の出である。
- 生身の人間でありながら、生物工学の粋を凝らした自己再生能力(リジェネレーション)と回復法術により、頭を銃で撃たれても瞬時に再生する。武器は大量の銃剣(銃に装着はせず、そのまま手に握る)であり、単純に刀剣としての格闘以外にも、もっぱら投擲武器としても使用し、鎖に爆薬と共に括りつけて攻撃するなどバリエーションがある。また本(おそらく聖書)のページを護符のように利用し、結界を張ったり、突然の出現・撤収を行ったりもする。
- 第二次ゼーレヴェ作戦の発動時、先遣の武装神父隊を率いて英国に上陸、ミレニアムとの戦闘を行った。その後死亡したマクスウェルに代わり第九次十字軍遠征失敗を宣言した後、アーカードに闘いを挑む。切り札として用意した聖遺物「エレナの聖釘」によって昼と夜のどちらにも属さない棘の化物となり、アーカードを追い込むも、最期は心臓を握り潰され敗北。地獄で再び会うことをアーカードと約束したのち散る。
- 読者の心を打つ冷厳な葬送を迎えながらも、土壇場で出現したウォルターに遺骸を足で踏みにじられるという、重要キャラクターとしては無残な最期を遂げた。
- 短編『CROSS FIRE』にも登場するが、名前は英語風に「アンダーソン」になっている(ただし頬の傷が無く、所属も第3課『ヨハネ』になっている)。原型は『ANGEL DUST』(出版社により原稿紛失、未単行本化)の主人公で元殺し屋の神父アンデルセン。
- ハインケル・ウーフー
- 単行本1~3巻に収録された短編『CROSS FIRE』に登場する、神父服を着たマニッシュな外見の女性。ほぼ同じ設定のまま『HELLSING』にも登場する。ぱふ2005年12月号のインタビュー記事では、作者により「ふたなり」であるような発言があるが、本気なのか冗談なのかは今のところ不明である。また厳格なカトリックは異性装を禁じているはずなので、本作では神父服姿のハインケルも男性に変更されたという可能性もある。
- 『CROSS FIRE』の設定では、高木由美子/由美江とコンビを組むイスカリオテの仕事人。二人は依頼を受けると必ず任務を遂行するが、過激な言動から甚大な被害をもたらすため疫病神扱いされている。二挺拳銃で戦うガンマン。
- 『HELLSING』本編では、単行本4巻頃からちらほら顔見せしており、6巻になって武装神父隊のリーダー的立場として正式に登場する。由美江がウォルターに殺された際は、激昂して銃を取り出すも大尉に頬を撃ち抜かれ、あげく応急医療キットを渡されるという部外者扱いに、大いに屈辱を味わう。現在、重傷の身ながらウォルターに報復すべく再び戦いに臨んでいる。
- 名前の由来は第二次大戦中のドイツ空軍の夜間戦闘機・ハインケルHe219ウーフー。
- 高木由美子/由美江
- 単行本1~3巻に収録された短編『CROSS FIRE』に登場するシスター。ほぼ同じ設定のまま『HELLSING』にも登場する。
- 『CROSS FIRE』の設定によれば、ハインケルとコンビを組んでいるイスカリオテの仕事人。大人しい“由美子”と、狂戦士の“由美江”の人格を持つ多重人格者として描かれている。メガネの有無でどちらの人格が目覚めているのかがわかる(メガネ無しが由美江)。島原抜刀流の使い手で、主な武器は長尺の日本刀。なお、技の名前はいずれも第二次世界大戦中の日本の軍用機の名前から来ている。また『CROSS FIRE』での彼女の髪は直毛である。
- 『HELLSING』本編では、単行本6巻で先遣武装神父隊と共に登場する。こちらでの彼女の髪はウェーブヘアである。島原抜刀流の使い手であることは変わらないが、メガネは最初からつけておらず名前も“由美江”としか呼ばれないので、『HELLSING』本編でも二重人格であるかどうかの確証はない。言動も『CROSS FIRE』のときのように派手で傲岸不遜ではなく、やや気は短いがどちらかというと時代がかったイメージである。最期は、アンデルセンの亡骸を踏み躙ったウォルターに激昂して斬り掛かるも、逆に鋼線で刀ごと体を切断されて死亡した。
ミレニアム
アドルフ・ヒトラーの命令により第三帝国(ナチス)の残党が南米に逃れて結成した「最後の大隊(ラスト・バタリオン)」。「ミレニアム」の名は「千年王国」「千年紀」の意味を持つ。「少佐」により率いられ、1000名の構成員全てが吸血鬼のカンプグルッペ(en:Kampfgruppe)である。総統特秘666号の遂行を冠すべく、世界を再び戦争の火で覆うために第2次ゼーレヴェ(あしか)作戦を発動し、本隊が飛行船デウス・ウキス・マキーネ旗艦とする艦隊で英国本土を空襲。同時にアメリカも吸血鬼化した大統領補佐官に襲撃され大統領ら首脳陣が殺害された事により、ヴァチカンが追撃を開始した。旗艦着陸後の行動はほぼ、単騎による戦いと化す。構成員にはSSや武装SSだけではなく、空軍、海軍の士官やSS降下猟兵の姿も見受けられる。ロンドン攻撃後半においては、反逆者(少佐の定義する敗北主義者)が若干いたが、処刑された。なお、彼らの地下基地(豹の巣)はジャブローと呼ばれている。
- 少佐
- 声 - 飛田展男
- ミレニアムの指揮者で、正式な階級はSS大隊指揮官(親衛隊少佐)。「総統代行」とも呼ばれる、肥満体の小男。本名はモンティナ・マックスと推測される(※)。物語世界の半世紀前にナチスのもとで吸血鬼部隊(この時点ではグールしか作れなかった)を編成するも部隊はアーカードと若き日のウォルターによって壊滅させられる。その後、南米に逃れて「ミレニアム」を再編し、ヴェアヴォルフを筆頭とする吸血鬼部隊を指揮する。
- 60年前と比べて外見上まったく老化が見られず、ベルリンでソ連兵に撃たれ倒れる回想シーンがあるなどから吸血鬼と見られていたが、吸血鬼になることを否定した発言があるため、その正体は不明。
- ミレニアムは、後から入り込んできたナチ残党の大佐らが上層部に就き、少佐はその下に従う立場(総統の特命と言う名目で少佐が実質的に組織を仕切っているが)であったが、のちに上官を粛清して少佐が名実ともにミレニアムの頂点の座に就いた。目的のために手段は選ばないという『君主論』を引き合いに出した上で、「手段のために目的は選ばない」と称するほどの戦争狂であるが、実際にはアーカードを倒すという目的に基づいて行動している。
- 元SSでありながら射撃の腕はとてつもなく下手であり、運動能力的なものは高くないと思われる。
- 原型となったのは『COYOTE』全編を通して登場する悪役キャラ、モンティナ・マックス(髪型・衣装は同じだが痩身の青年)。続編である『ANGEL DUST』では、サイボーグ化され長髪長身の美形キャラとなって再登場している。
- 「諸君 私は戦争が好きだ」に始まる大演説(16ページの連載のうち13ページを費やした)を行い、『HELLSING』の登場人物中において圧倒的な存在感を持つ。この演説は読者の間で絶大な人気を博している。
- ※モンティナ・マックスという名前は、4巻41P(背景の文字の中に名前が見られる)5巻表紙カバー裏側(挿絵の身分証に名前が書かれている)に出ているが本編では「少佐」「総統代行」等の階級・役職名でしか呼ばれていない。
- 大尉
- 常に少佐らの傍らにつき従う、寡黙で無表情な軍人。襟を立てた熱帯用オーバーコートと規格帽といった、北アフリカ戦線風ファッション。階級からみてもヴェアヴォルフの上級士官であると推定されるが、前半はほとんど行動をとることがなく、正体は伏せられていた。ミレニアムの最強戦力とされる。
- かつてアーカードとウォルターがミレニアム殲滅作戦に出た当時、若かりしウォルターと渡り合っている。その時現した正体は正真正銘の人狼(ヴェアヴォルフ)。更に巨大な狼そのものの姿になったり、身体構造を変える事も出来る。サーベルと見紛うほどの長銃身を持つモーゼルM712(メーターモーゼル)が愛銃。
- 第二次ゼーレヴェ作戦も佳境に入ったところで、デウス・エクス・マキナ船内でセラス(および彼女内部のベルナドット)と激戦を繰り広げるが、最後にはベルナドットの手により、ナチスが収集した財産の一つである「銀の差し歯」を心臓に撃ち込まれて死亡した。
- ※平野耕太の過去作品『砂漠の用心棒』の主人公から、ハンス・ギュンシュという名前であるとも推測される(4巻41P)が、本編では単に「大尉」としか呼ばれていない。
- 博士(ドク)
- 声 - 中博史
- ミレニアム所属のマッドサイエンティスト。本名は不詳。ナチス時代から吸血鬼製造に携わっており捕虜に対して人体実験を繰り返していた。当初は失敗作のグールしか作れなかったが、その後50年近い年月をかけて吸血鬼製造を実現させている。少佐に褒められるのが好きで、外伝では手料理(ザワークラウトや腸詰など。特にザワークラウトなど、キャベツから育てたらしい徹底ぶりである)を作って少佐をもてなしていた。少佐を恐れている節もあるが、彼の事は指揮官として心底慕っている模様。
- 血塗れの白衣と多重レンズ付の眼鏡を身につけている他、ポケットに無線式発火装置の起爆等を兼ねた多機能コントローラーを2台ほど携帯している。外見は、1944年9月のワルシャワを描いた外伝『THE DAWN』登場時より老化が見られない。
- ※作中に名前は出てこないがモデルは『イカす総統天国』に登場したお抱え術士ベルクマンではないかと推測される。
- シュレディンガー准尉
- 声 - 白石涼子
- ヒトラーユーゲントの服装をした猫耳の少年。ヴェアヴォルフの一人で、頭を吹き飛ばされてもそのまま消え、何事もなかったかのように再登場する。「僕はどこにでもいて、どこにもいない」の科白にあるように、彼が自分自身を認識出来る状態にある限り、存在できる。博士をからかい、少佐にも憎まれ口を叩く大胆不敵な少年だが、大尉だけには弱い。
- 名前の由来は量子力学の基礎を築いた理論物理学者エルヴィン・シュレーディンガーであるが、直接には彼の提唱したシュレーディンガーの猫のパラドックスを応用して、「不確定性原理によって半死半生の猫→生死を超越した存在」と解釈したものであろう。猫にシュレディンガーの名を冠して特異能力を持たせる類例は、他作品でも多数見られる。
- ゾーリン・ブリッツ中尉
- 声 - 沢海陽子
- 短髪の女吸血鬼。右半身に奇怪な紋様を刻んでおり、その力で幻術を使える。名前の由来は恐らく刃物の名産地ゾーリンゲンとブリッツから。異様に巨大な鎌を持つ。
- 第二次ゼーレヴェ作戦でロンドン襲撃の斬り込み部隊を率い、少佐の指示を無視して先駆けを行う。ヘルシング機関の傭兵部隊を全滅させ、自らの刺青を用いた幻術を使用して傭兵部隊を殲滅。同様にセラスの心の傷を暴き戦意を削いだ上で左腕を鎌で切断、更には腹に穴を開け、目も潰して弄んだ挙句、セラスの救助に乱入したベルナドットを殺害した。だが、彼女がベルナドットを愚弄したことに怒り、彼の血を吸い真の吸血鬼として覚醒したセラスに壁で頭を磨り潰されて倒される(頭の一部が辛うじて残るくらいまで削られ、巻末のおまけページでは「死因はもみじおろし」と評されている)。独断先行で兵を失ったため、最期には少佐たちからも見限られた。
- もっとも独断専行も戦争の華であり、であるからこそ無能な部下を粛清するのも戦争の楽しみの一つだ、と少佐は語っていた為、この事態すら想定内だったようだ。
- リップヴァーン・ウィンクル中尉
- 声 - 坂本真綾
- 旧式のマスケット銃を必殺の武器とする、ヴェアヴォルフの眼鏡の女士官。ホーミング能力を持ち、対象に命中した後も運動エネルギーを失わず、複数の獲物を仕留めることのできる呪力を持った「魔弾」の射手である。これは、ウェーバーの歌劇にもなったヨーロッパの伝説からの引用で、少佐から直々に与えられた称号である。
- 名前は、ドイツの古い伝説をもとにしたリップ・ヴァン・ウィンクル(ワシントン・アーヴィングの短編。日本でいう『浦島太郎』にあたる)の主人公から取られた。ただし、中尉の名前はドイツ語読みのフォン・ヴィンケルではなく英語読みになっている。
- 作中では降下猟兵部隊を率いて英国海軍の空母「イーグル」を乗っ取り、ハーケンクロイツを染め抜いた旗艦「アドラー」(ドイツ語で鷲を意味する)に仕立て上げるが高速戦略偵察機改造の実験機・SR-71改を駆るアーカードに突入され、自身のマスケット銃を心臓に突き立てられた上、アーカードに食い尽くされて倒される。また外伝『THE DAWN』でアーカードと対峙した時(当時の階級はSS下級突撃隊指揮官=親衛隊少尉)は怪物化した棺桶に一蹴され、完全にギャグキャラ扱いであった。
- 後に、アーカードの拘束制御術式零号“死の河”開放時、トバルカインとともに亡者の一人として復活し、最後の大隊と十字軍を攻撃した。
- なお、彼女の死亡すら、少佐にとっては予測済みであり「任務を果たした」としてミレニアム全軍が彼女に敬礼を捧げた。そういう意味ではゾーリンとは対照的な最後であった。
- トバルカイン・アルハンブラ
- 声 - 大塚芳忠
- 「伊達男」の異名をとる吸血鬼。4巻末のキャラクター説明によると、階級は中尉らしい。ペルシア的な風貌で、無限枚数のトランプ(カード)を武器とする。しばしば「Gooood」や「なぁぁぁぁめぇぇぇぇるぅぅぅぅぅなぁぁぁぁ!」など、間延びしたような話し方をする。カードでアーカードを切り刻むものの、結果は惨敗。アーカードに「血」から情報を引き出された挙句、体内に仕掛けられた無線式発火装置によって燃え尽きた。ヴェアヴォルフではない。
- 名前の「トバルカイン」は、旧約聖書に出てくる人物で、アダムから数えて七代目の子孫。鍛冶屋の先祖とされている。またトバルカインは吸血鬼の始祖という説を持つカインの子孫でもある。「アルハンブラ」は、スペインのグラナダにあるアルハンブラ宮殿にちなんだものか。あるいは、『リップ・ヴァン・ウィンクル』を著したアーヴィングに『アルハンブラ物語』という紀行文学があることから、ここから取られた可能性もある。
- なお、アーカードの拘束制御術式零号“死の河”開放時、リップヴァーンとともに亡者の一人として劇中に復活し、最後の大隊と十字軍を攻撃した。
- バレンタイン兄弟
- 声 - (兄)子安武人 / (弟)中井和哉(TV版)、高木渉(OVA版)
- 兄ルークと弟ヤンの吸血鬼兄弟。武装したグールの群れを率いてヘルシング機関本部を襲い、職員の殆どを殺害した。
- 兄ルークは白を基調としたイメージのジェントルで、弟ヤンは黒を基調としたチーマー風の青年。弟のヤンには瞬発力以外の目立った能力は見られなかったが、兄のルークは左腕にスイッチブレード方式で、小型拳銃を袖から飛び出させるギミックを仕込む用心深さを持っている。更には、近距離での銃撃をかわす反射神経と、常人の目では捉えられないスピードを持つ。兄弟共にミレニアムの監視下にある。
- ルークは一人でアーカードに挑むも、拘束制御術式を開放したアーカードの黒犬獣の前になすすべなく喰われる。一方で劣勢に立たされたヤンは自ら情報(所属組織名ミレニアム)を漏らして発火装置により灰と化すという自殺同然の最期をとげた。
- しかし作者のお気に入りらしく、巻末のおまけ漫画「ルークとヤンの人情紙~」(「~」の部分には「風船」「男根」「純情」等の文句とマリリン・マンソンのアルバムや曲の名前が入る)では主役を張っている。8巻の巻末おまけ漫画では、ヤンの声優が変わったことをネタにしていた。
- ルークはアーカードに喰われたが、“死の河”開放時に登場しなかったのは吸血による絶命ではなかったためと思われた。しかし、9巻第6話においてウォルターによって両断された黒犬獣の中から復活、再登場を果たした。直後、ウォルターに身体中に鋼線を打ち込まれ、ルークを介して黒犬獣ごと「操り人形」と化したが、結局アーカードにとどめを刺され、後にアーカードの「変わり身」に使われている。少佐からは「たしかバレンタイン兄弟の兄の方」くらいでしか覚えてもらえなかったらしい。なお、その際のドクのセリフからルークの階級は「准尉」であったことが判明。一方、ヤンはアーカードに食われていないので登場しなかった。案の定、上記シーンが入っている9巻の巻末おまけ漫画ではこのことがネタになっている。
- TVアニメ版では設定が異なりロンドン暗黒街の顔役で、TV番組のスクープを通じて存在を知ったヘルシング機関を排除しようとした。去就などは、ほぼ原作に準じている(ただしヤンは完全な焼身自殺)。
- 彼女
- 外伝『THE DAWN』に登場。全身を隙間なく包帯で巻かれた上、ベルトや鎖などで雁字搦めに拘束されている。1944年9月のワルシャワにおいて、吸血鬼の人工製造機関の研究所に幽閉されている。少佐らは彼女をヒロインと称し、彼女を模倣する事で吸血鬼を作ろうとしている模様。
- ドラキュラに対するヒロインであるならば「カーミラ」や「ミナ・ハーカー」ではないかと言われているが、現状では正体不明。
その他
- 山守義雄
- 天政会初代会長。単行本のあとがきでのキャラクター紹介でのみなぜか毎回登場している、東映配給の劇場版仁義なき戦いの登場人物である。
- 常に殴り書きのペンタッチで描かれる上、登場するたびに名前・肩書きの紹介は省略されているが、単行本9巻の紹介文で「このまんがの主人公」とまで言われている存在である。
用語集
- 吸血鬼
- 文字通り人の生き血をすする存在。『HELLSING』作中における吸血鬼の設定は、ほぼオリジナルに忠実で、不老不死の肉体と、普通の銃弾では死なない生命力、常人をはるかに凌駕する怪力を持つが、日光を浴びる事が出来ず、銀の弾丸や祝福された武器に弱く、流水に触れたりその上を越える事も出来ない。
- アーカードやヴェアヴォルフなどにとっては、日光や流水は致命的な弱点にはならず、そのような上位種はそれぞれに異なる超常の能力を持つ事がある。
- 作中において男の吸血鬼は「ドラクル」、女の吸血鬼は「ドラキュリーナ」と呼ばれる。処女・童貞が吸血鬼に血を吸われた場合は吸血鬼となる、と定義されている(TVアニメ版のみ吸血鬼の自由意志で血を吸った相手を同胞にすることができるという設定、また人間を人工的に吸血鬼に変えるチップも登場)。
- ミレニアムの手による吸血鬼化ならば、処女・童貞でなくとも吸血鬼になれる上、若返る事すら出来るらしい。ただし、ミレニアムの吸血鬼は、人為的な方法により生み出されたものであるため、例え血を吸った相手が処女・童貞であってもグールにしてしまう。
- グール
- アンデッド。リヴィングデッド。吸血鬼に血を吸われた者が、非処女・非童貞であった場合(TV版では餌として血を吸われた場合)、人の死体を好んで喰らう食屍鬼となる。ゾンビに近い。
- 1944年9月における少佐らによる人工吸血鬼製造の研究は、このグールを人為的に製造するところまで進んでおり、これを組織的に投入する事で戦線を混乱させようとした。
- 事実、ヘルシング邸襲撃の際にはグール部隊が用いられ、これによってヘルシング機関は大打撃を受けた。
- ヴェアヴォルフ
- 「狼男」を意味するウェアウルフ(ワーウルフ)のドイツ語読み。バルカン半島のあたりに伝わる伝説の狼男で、しばしばヴァンパイアと同一視される。本作においては、吸血鬼の中でも特別な能力を持った、ミレニアムの幹部連を指す。
- その能力は生体改造の所産であるとされるが、大尉は改造前から人狼であり、またリップヴァーンの"魔弾"は吸血鬼化する前から備わっていた可能性があるなど、必ずしも人為的な能力とは限らない。
- 元々は大尉一人にのみ使われる名称であった事が『THE DAWN』にて語られている。
- 第二次世界大戦時の1945年、敗色濃いドイツにおいて、SS将校ブリュッツマンが「人狼部隊」ヴェアヴォルフとして、ヒトラーユーゲントの少年などをよせ集めて戦闘や工作に動員し、成果を過大に宣伝したという史実がある。
- 拘束制御術式
- 「クロムウェル」という当て字が振られる。複数の段階に分けてアーカードに施されている能力抑制・制御のための封印。これを開放すると(「目前敵の完全沈黙までの間、能力使用限定解除開始」という詠唱がある)アーカードは複数の眼や腕を持ち蝙蝠や狼に姿を変える不定形の姿となる。対リップヴァーン戦では航空機、更に彼女を倒した後は空母と同化するなど、その能力は幅広い。第3号・第2号・第1号、更に零号の四段階の封印がある。(TV版では第5号も確認)
- 契約者であるインテグラの認証を受け、拘束制御術式零号(劇中では“死の河”と呼ばれる)を開放されると、これまでにアーカードが血を吸った相手が死人として(そしてアーカードの下僕として)召還される。その数はロンドンの街中を埋め尽くすほどである。それと同時にアーカードは人間だった頃の姿となる。しかしそれは同時に無限に近い蘇生力=今まで吸血してきた者の命を使用できない――つまり、その時だけカテゴリーAクラスのヴァンパイア=「ただ一人のドラキュラ」となってしまう事を意味する。その為、殺そうと思えば殺せる状態に陥るリスクを負う事にもなる。
- 黒犬獣(バスカヴィル)
- アーカードの使役する使い魔の一体。名前の由来はシャーロック・ホームズの長編「バスカヴィル家の犬」からだと思われる。
- バレンタイン兄弟のヘルシング機関襲撃の際にルークを喰らう。その後、アーカードとウォルターの戦いにて召喚された際に、ウォルターに両断されて支配率が変化し、ルークが復活した。このことから、あくまでアーカードとは独立した存在と思われる。
- .454カスール カスタムオートマチック
- アーカード専用装備の拳銃。銃自体に愛称はつけられていない。
- 全長約39cm、重量4kg。形状はジャッカルとほぼ同じ。ランチェスター大聖堂の銀十字を鋳溶かして作った.454カスール(13mm)弾規格の爆裂徹鋼弾頭を使用。銃本体はモルゲンクルノデウム鉄鋼で作られており、硬くて頑丈。ジャッカルが登場する以前から使っており、ジャッカル登場後は二挺拳銃として併用する。場面によってはジャッカルより目立っている。
- グール程度なら一発で破壊する(人間も当然一撃)という凄まじい威力を誇るが、アンデルセン神父に対しては些か威力不足だったと見え、後にジャッカルが作られる事になる。
- ジャッカル
- アーカード専用装備の拳銃。正式名称は対化物戦闘用 13 mm 拳銃ジャッカル。
- 全長39cm、重量16kg。装弾数6発。純銀製マケドニウム加工弾殻に法儀式済み水銀弾頭、装薬にマーベルス化学薬筒NNA9を用いた専用の13mm炸裂徹鋼弾を使用する。ウォルターがアーカード用にオーダーメイドした物で、もはや人類には扱えない代物。銃身に「Jesus Christ is in Heaven now」と刻まれている。「アンデルセンを倒す為に創った銃」という理由でウォルターが製作時に爆弾を仕掛けていたらしく、アンデルセンを倒した後、ウォルターとの戦闘中に博士の遠隔操作によって爆破される。
- ハルコンネンと同じくジャッカルの精が宿っており、『ジャッカルの日』でジャッカルを演じた、エドワード・フォックスの姿をしている。語尾に「ウィリス」を付けて喋り、頭髪が薄くサングラスをかけ、タンクトップにパンツ、裸足という『ダイ・ハード』に出演した際のブルース・ウィリスが元ネタと思われる偽者が登場するが、これは彼が主演した『ジャッカル』(『ジャッカルの日』のリメイク)のパロディである。
- カスールとは段違いの威力を誇るが、実は使用弾薬の口径自体はカスールと同じである。
- 20 mm 改造対戦車ライフル
- セラスが初期に使っていた武器。一見すると木製銃床を備えた普通のストックだが、口径20mmの対戦車ライフル弾を使用する。マガジンは箱型のものが標準だが、トバルカイン戦ではドラムマガジンを使用した。ハルコンネンIIの登場後、侵入した吸血鬼の口に銃口を突っ込んで以降は使われていない。
- ハルコンネン
- セラス専用銃。正式名称は 30 mm 対化物用「砲」ハルコンネン。
- 弾は劣化ウラン弾及び爆裂徹鋼焼夷弾を用いる。主力戦車を除く全ての地上・航空兵器を撃破できる。全長は2m以上。人間には扱えない。
- ハルコンネンの精が宿っており、本編では夢の中に登場するほか、テレビ版の予告編ではセラスと掛け合いを見せていた。
- ハルコンネンの精の元ネタは、SF映画デューン/砂の惑星(SF小説『デューン』の映画版)のウラジミール・ハルコンネン (Vladimir Harkonnen) 男爵(ケネス・マクラミン)である。
- ハルコンネンII
- 正式名称は局点防衛用長々距離砲撃戦装備ハルコンネンII。
- 30 mm セミオートカノン (Semi-auto cannon 9) 2門に砲弾補給用の巨大なコンテナボックスを繋ぎ合わせた物。射程距離 4 km 、総重量 345 kg でありながら、人が持ち運び座ったまま使用するように出来ており、コンテナは背負えるようになっている他、「広域立体制圧用爆裂焼夷擲弾弾筒ウラディミール」を発射可能である。この巨大な焼夷擲弾は、作中では一斉射でミレニアムのヒンデンブルク級飛行船「グラーフ・ツェペリン2」を撃墜した。
- 弾倉部分であるコンテナを取り外し、ベルト給弾式にして運用する事が出来る。また、銃身には「VLadimir HALLCONNEN」(ウラディミール・ハルコンネン)と刻まれている。
- 外観は、『機動戦士ガンダム0083 スターダストメモリー』に登場するデンドロビウム(アームドベース・オーキス)をモチーフにしたもの。平野耕太自身も調子に乗りすぎたと発言している。
- 無論人が扱えるサイズ・重量ではなく、人外の体力を持つ吸血鬼セラス・ヴィクトリア専用の武器である。
- なお、後書きよりこれらの銃については「『100万発入りの宇宙銃(コスモガン)』なので細かいこと(弾が切れない、ディテールがおかしいなど)は気にしてはいけない」とされている。
単行本
平野耕太著、少年画報社刊- 第1巻 :1998年 11月1日初版発行ISBN 4-7859-1870-5
- 第2巻 :2000年 1月15日初版発行ISBN 4-7859-1958-2
- 第3巻 :2001年 1月15日初版発行ISBN 4-7859-2047-5
- 第4巻 :2001年 11月1日初版発行ISBN 4-7859-2125-0
- 第5巻 :2003年 4月1日初版発行ISBN 4-7859-2286-9
- 第6巻 :2003年12月15日初版発行ISBN 4-7859-2373-3
- 第7巻 :2005年2月1日初版発行ISBN 4-7859-2499-3
- 第8巻 :2006年9月1日初版発行ISBN 4-7859-2666-X
- 第9巻 :2007年11月9日初版発行ISBN 4-7859-2885-8
補足
- 作者は大のビデオゲーム好きで、各話の副題はそれぞれ有名ビデオゲームの作品名に由来している。
- 作者自身が1年に1冊出すのを目標にしているが、単行本の刊行は多少遅れる事が多い。6巻・8巻の巻末おまけ漫画でも、作者の単行本の刊行ペースについてバレンタイン兄弟がネタにしていた。
収録されている各話のサブタイトル
括弧入り数字は正確には丸付き数字。- 単行本第1巻収録
- 第1話 VAMPIRE HUNTER
- 第2話 MASTER OF MONSTER
- 第3話 MURDER CLUB
- 第4話 SWORD DANCER(1)
- 第5話 SWORD DANCER(2)
- 第6話 SWORD DANCER(3)
- 特別収録 CROSS FIRE
- 単行本第2巻収録
- 第1話 DEAD ZONE(1)
- 第2話 DEAD ZONE(2)
- 第3話 DEAD ZONE(3)
- 第4話 DEAD ZONE(4)
- 第5話 BALANCE OF POWER(1)
- 第6話 BALANCE OF POWER(2)
- 特別収録 CROSS FIRE(2)
- 単行本第3巻収録
- 第1話 BALANCE OF POWER(3)
- 第2話 ELEVATOR ACTION(1)
- 第3話 ELEVATOR ACTION(2)
- 第4話 ELEVATOR ACTION(3)
- 第5話 ELEVATOR ACTION(4)
- 第6話 ELEVATOR ACTION(5)
- 特別収録 CROSS FIRE(3)
- 単行本第4巻収録
- 第1話 ELEVATOR ACTION(6)
- 第2話 AGE OF EMPIRE(1)
- 第3話 AGE OF EMPIRE(2)
- 第4話 AGE OF EMPIRE(3)
- 第5話 CALL TO POWER
- 第6話 ULTIMA ON LINE
- 第7話 D(1)
- 第8話 D(2)
- 第9話 D(3)
- 単行本第5巻収録
- 第1話 FLASH POINT
- 第2話 D(4)
- 第3話 D(5)
- 第4話 D(6)
- 第5話 D(7)
- 第6話 D(8)
- 第7話 XANADO
- 第8話 FINAL FANTASY(1)
- 第9話 FINAL FANTASY(2)
- 単行本第6巻収録
- 第1話 FINAL FANTASY(3)
- 第2話 FINAL FANTASY(4)
- 第3話 FINAL FANTASY(5)
- 第4話 THE SCREAMER
- 第5話 AUBIRD FORCE
- 第6話 GUN BULLET
- 第7話 BALLOON FIGHT
- 第8話 SOLDIER OF FORTUNE(1)
- 第9話 SOLDIER OF FORTUNE(2)
- 第10話 SOLDIER OF FORTUNE(3)
- 単行本第7巻収録
- 第1話 SOLDIER OF FORTUNE(4)
- 第2話 SOLDIER OF FORTUNE(5)
- 第3話 SOLDIER OF FORTUNE(6)
- 第4話 LAST MISSION
- 第5話 GET AWAY
- 第6話 YAKSA
- 第7話 THE MAN I LOVE
- 第8話 ORGE BATTLE
- 第9話 ANGELOUS
- 第10話 WIZARDRY(1)
- 単行本第8巻収録
- 第1話 WIZARDRY(2)
- 第2話 WIZARDRY(3)
- 第3話 WIZARDRY(4)
- 第4話 WIZARDRY(5)
- 第5話 HANDRED SWORDS(1)
- 第6話 HANDRED SWORDS(2)
- 第7話 HANDRED SWORDS(3)
- 第8話 MIGHT AND MAGIC(1)
- 第9話 MIGHT AND MAGIC(2)
- 第10話 PSYOBLADE
- 第11話 CASTLE VANIA(1)
- 単行本第9巻収録
- 第1話 CASTLE VANIA(2)
- 第2話 HEART OF DREAM
- 第3話 RELICS
- 第4話 HEART OF IRON
- 第5話 Finesthour(1)
- 第6話 Finesthour(2)
- 第7話 Finesthour(3)
- 第8話 LUNATIC DAWN
- 第9話 OPERATION WOLF
- 第10話 WARCRAFT(1)
- 第11話 WARCRAFT(2)
外国語版
『HELLSING』は諸外国語にも翻訳されており、英語版、ドイツ語版、中国語版等がある。本作は、主人公一団がナチスの残党と闘う話故に、翻訳に当たっては国毎に様々な配慮が成されている。英語版
英語版では、原典に忠実に翻訳を行っており、ハーケンクロイツ等も殆どオリジナルのまま残しているが、作者本人の「ナチス好き」発言に就いては、「作者のジョークである」等の説明が加えられている。ドイツ語版
ナチスの過去を持つドイツでは、ハーケンクロイツは別のマーク(『田』の字を45度傾けたもの、つまりハーケンクロイツの端を伸ばして正方形に繋げたもの)に置き換えられている。「諸君 私は戦争が好きだ」で始まる少佐の大演説は"MEINE KAMERADEN, ICH LIEBE DEN KRIEG!..."と全文を忠実に翻訳している。アニメ
テレビ版
2001年10月18日よりフジテレビ、11月より東海テレビで放送され、関西地区は関西テレビではなく独立UHF局のサンテレビで放送。制作はGONZO(ゴンゾ)及びディジメーション(制作当時は同一資本下の別会社で企画部門がゴンゾ、制作部門がディジメーションだった。後に両社合併しGONZOへ社名変更)で全13話。先行発売されたプレビュー版DVDには少佐と見られる手の描写があったが、アニメ版は海外にも輸出・配給される事から、原作漫画にあるナチスやプロテスタントとカトリックの対立(アンデルセン神父の初登場は原作でのアイルランドの事件への介入から吸血鬼化したイタリア人留学生の抹殺に変更)等の過激な描写は排され、原作の一部を採用しているものの、後半は殆どオリジナルの脚本に差し替えられている。一例を挙げればチェダーズ村事件に警官隊が投入された理由が、原作は責任者が吸血鬼やヘルシング機関の存在を知らなかったためだが、こちらでは警察上層部がヘルシング機関を毛嫌いしていたためである。全体を通してヘルシング機関と円卓会議や各機関との間の確執が目立ち、独自のクライマックスに大きな役割を果たしている。
- アンデルセン神父との初戦でアーカードが敗北
- アーカードやアンデルセン神父が簡単に怯む
- マクスウェルがインテグラに気圧される
- 人血を拒否するという大事な設定を持つセラスが序盤に輸血用血液を飲む
- アーカードが一般人の血を吸って殺す(ただし、これらはヘルシング機関の存在を暴こうとするテレビ局員や彼女に情報を売った隊員など、「人間の闇」を描いたエピソードにおいて)
- ファーガスン(声:石塚運昇)やギャリス(声:志村知幸)といったヘルシング機関の隊員、インテグラの妹(ただし偽物)、数百歳の吸血鬼の少女ヘレナ(声:平松晶子)、怪人インコグニート(声:山崎たくみ)、セト神等、原作には登場しないオリジナルキャラクターが出る
- ベルナドットが出て来ない
- 円卓会議の一員が英国を裏切り、ヘルシング機関を罠に嵌める
- 敵は倒すものの、インテグラ等は英国に逮捕される
- 吸血鬼が増えた理由等は説明されず、字幕で『必死の調査にも拘らず秘密組織の謎は解けなかった』と解説される
等、原作とは大きく変わっている。また人間が吸血鬼化する理由は、本作の脚本家小中千昭が以前脚本を担当したアニメ版 デビルマンレディーの設定そのままである。この為多くの原作読者からは不評を買い、原作者平野耕太も自身のサイトの日記や『ヤングキングアワーズ』の目次コメントでアニメとスタッフに対して意に満たない旨の事を書いている。角川書店版 進め!!聖学電脳研究部では、ゴンゾ版ヘルシングのDVDをまんだらけに売った、という記述がある。
日本では不評だったが、改変のかいあってか原作読者の少ない海外では好評を得た。
TVアニメ版オリジナルのフリーク・チップなる部品にはハーケンクロイツの様な図案がある。
第6話『Dead Zone』では、地上波放送時、ヤンの過激なセリフがピー音に変えられて放送された。これは元々CSでの放送を前提として脚本を書いていた為らしい。DVD版及び後述のOVA版ではピー音は外されている。
スタッフ
- 原作:平野耕太(少年画報社刊「月刊YOUNG KING OURs」連載)
- エグゼクティブプロデューサー:熊澤芳紀(パイオニアLDC、現・ジェネオンエンタテインメント)、村濱章司 (ゴンゾ・ディジメーション・ホールディングス、現・GDH)、小林洋輔、後藤秀樹(パイオニアLDC/USA、現・ジェネオンエンタテインメントUSA)
- 企画:春名剛生(フジテレビ)、川村明廣(パイオニアLDC)、梶田浩司 (ディジメーション、現・GONZO)
- シリーズ構成:小中千昭
- キャラクターデザイン:村田俊治
- メカニックデザイン:河野悦隆
- 美術監督:片平真司
- 色彩設計:甲斐けいこ
- 撮影監督:武山篤
- 編集:重村建吾、村中龍太
- 音楽:石井妥師
- 音響監督:鶴岡陽太
- アニメーション制作プロデューサー:石川学、坂上貴彦(ディジメーション)
- プロデューサー:川上大輔(フジテレビ)、植田康之(ジェネオンエンタテインメント)、石川真一郎(GONZO)
- 総監督:飯田馬之介
- 監督:浦田保則
- アニメーション制作:GONZO/Digimation
- 製作:王立国教騎士団(Hellsing製作委員会:フジテレビ、ジェネオンエンタテインメント、GONZO)
OVA版
幾度かの延期を経て、2006年2月に「原作そのまま」かつ「原作が終わるまでOVAをリリース」かつ「(アンデルセン神父以外の)主要キャストはアニメそのまま」を謳い文句に(但し、TVアニメで原作に忠実だった部分、例えばヘルシング邸に突入する直前のヤンの台詞や、アーカードとマクスウェルが対峙した際の台詞の一部は変更または削除されている)「ミレニアム」の章を取り扱うOVA版の製作が決定している。タイトルは"Hellsing Ultimate OVA Series"。アニメ制作は新たにサテライトが担当する事となった。公式サイトにはアンデルセンの声優が替わった事を知らせる為に(恐らくはネタで)「見敵必殺 強力若本 Brand new Alexander Anderson」とトップに大々的に記されていた。
なお本作は、品質をかなり重視している為、一巻はリテイクの上で、二巻、三巻はそれぞれ当初の予定日より発売が延期された。現在第四巻が制作中との事であるが、発売日は2008年2月22日にまで延期された(この事をジェネオン主催のイベント『RONDO ROBE 2007』での告知映像で自虐的にネタにしていたほどである)。
DVD のオーディオコメンタリーで中田譲治が「大きな画面で観てみたい」と発言していたことから、『秋葉原エンタまつり』の企画として2007年10月28日に、秋葉原UDXにて一巻~三巻のマラソン放映が実施された。また、発売前の四巻Aパートもプレミア放映された。
因みに、黒田洋介と倉田英之がGONZOを嫌ってサテライトと製作した説がある(特に黒田が嫌う、キャラクターの安易な死に感動を求める方針をGONZOは度々やっている)。
スタッフ
- 監督:ところともかず
- 副監督:殿勝秀樹
- 脚本:黒田洋介、倉田英之
- キャラクターデザイン/総作画監督:中森良治
- サブキャラクターデザイン:大塚八愛
- メカニックデザイン:天神英貴
- 色彩設計:佐野ひとみ(#1)、のぼりはるこ(#2・#3)
- プロダクションデザイン:神宮寺訓之
- 撮影監督:福士享(T2)
- CGプロデューサー:橋本トミサブロウ
- 音響監督:鶴岡陽太
- 音楽:松尾早人
- アニメーション制作プロデューサー:稲村努(#1)、白井勝也(#2、#3)
- プロデューサー:上田耕行
- 制作:サテライト、ジェネオンエンタテインメント
発売済み
- HELLSING I (2006.2.10)
- HELLSING II(2006.8.25)
- HELLSING III(2007.4.4)
- HELLSING IV(2008.2.22)
2006年1月22日にはテレビ神奈川で第1話のダイジェスト版(30分用に編集したもの)が放送された。
ゴンゾ版アニメのOST
Ruins
- 世界最終黎明期
- 葉隠れの和声
- SKY OF GOD MASTER
- 罪作りな憎いヤツ
- SOUL救命隊
- I.B.C.J.包囲網
- 死傷ヶ丘での銃劇戦
- 精神警察捜査課の裏事情
- 原色ジバクラヴソング
- シークレット カルマ セレナーデ
- 桔梗薫るイロハ道
- 真理響
- ねつ造されたBACK GROUND
- 原点回顧 RYTHM NATION
- 真夜中の暗殺者
- ロゴスなきワールド~マルコムXに捧ぐ~
- 罪減ぼしジプシー
- さらばボンコツWORLD
- 666より777
- 大麻の煙が目にしみる
- 鳴呼,青春のエロ魔界
- 予期せぬ出来事
Raid
- ロゴスなきワールド
- 莫迦越えのニルバーナ~恨みなき厳禁~
- 楽音遊戯 拈華微笑
- 必勝 妙法蓮華曲
- 神々への供養~勝手にやらせてもらいます~
- 官能的誘惑の罠にはまった左足
- ドラキュラ聖徒とR&R
- P.S.南無阿弥陀仏
- カオスの海~創造主の思惑~
- 原罪~処女を守りぬけないがために~
- 大聖堂の菩薩~Featuring 田部井辰雄~
- 仮面神父とチャペルの鐘
- 悪魔の仕業か神業か
- 死成の無垢
- 不誠実な道の上でのサバイバル
- 漠源ドラムの嘆き
- 生(盛)者への鎮魂曲
- 非神経症的捨て曲~オマエライツタイナンナンダ?
- 戦争するなら弓,槍,剣で戦え!
- SHINE(ending edit)(MR.BIG)
その他
- ブランドMARS SIXTEENより平野耕太書き下ろし絵を使った公式Tシャツシリーズが現在3種類販売されているhttp://www.mars16.com/cgi-local/main.cgi?id=sg050a15s。
- Guardians of Order社より、2002年8月30日にテレビアニメ版の解説書が2
巻、2004年6月7日にd20システムを採用したTRPG版Hellsinghttp://www.pen-paper.net/rpgdb.php?op=showbook&bookid=4091が発売された。
外部リンク
- アニメ公式サイト・日本語
- アニメ公式サイト・英語
- Encyclopedia "HELLSING"(ヘルシング用語辞典)
- ヘルシング中の聖句
「HELLSING」関連ページ一覧
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HELLSING - Blu-ray(ブルーレイ)アニメ総合@wiki
HELLSINGⅥ Blu-ray <初回限定版> 発売日 2009年7月24日 価格 8,925円 発売元 ジェネオン ユニバーサル エンターテイメントジャパン ディスク仕様 40分×1層×1枚 音声 メディア Ⅵ Blu-ray <通常版> 発売日 2009年7月24日 価格 7,035円 発売元 ジェネオン ユニバーサル エンターテイメントジャパン ディスク仕様 40分×1層×1枚 音声 メディア 関連ページhttp//www.allcinema.net/prog/show_dvd.php?num_sid=6897922009年11月6日 00:11:01
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ヘルシング(HELLSING) - ぐぬコラWiki
ヘルシング(HELLSING)作品情報24枚 アーカード01 アーカード02 アーカード03 アーカード04 アーカード05 インテグラ・ヘルシング セラス・ヴィクトリア ウォルター01 ウォルター02 ウォルター03 ピップ・ベルナドット01 ピップ・ベルナドット02 エンリコ・マクスウェル アレクサンド・アンデルセン ハインケル・ウーフー 由美江 少佐 大尉 博士(ドク) シュレディンガー リップヴァーン・ウィンクル トバルカイン・アルハンブラ ルーク・バレンタイン ヤン・バレンタイン2009年11月20日 22:11:04
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ルイズとヤンの人情紙吹雪 - あの作品のキャラがルイズに召喚されました @ ウィキ
注)本SSは『HELLSINGのキャラがルイズに召喚されました』スレに掲載された作品です。 「HELLSING」のヤン・バレンタインを召喚ルイズとヤンの人情紙吹雪-01ルイズとヤンの人情紙吹雪-02ルイズとヤンの人情紙吹雪-03ルイズとヤンの人情紙吹雪-04ルイズとヤンの人情紙吹雪-05ルイズとヤンの人情紙吹雪-062010年01月7日 22:16:03
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@PAINT - デクシニ準拠色々尾海老。
拍手ありがとうござるです。ふんふんふーん。演説する中の人つながりでHELLSINGの少佐コスをしてみました。首回りちょっとインテグラ入ってます。うむ。へるしんぐの台詞回しはクセになる。2009年12月6日 13:29:32
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スナイピング ゼロ - あの作品のキャラがルイズに召喚されました @ ウィキ
注)本SSは『HELLSINGのキャラがルイズに召喚されました』スレに掲載された作品です。 「HELLSING」のセラスとリップバーンを召喚スナイピング ゼロ-01スナイピング ゼロ-02スナイピング ゼロ-03スナイピング ゼロ-04スナイピング ゼロ-05スナイピング ゼロ-06スナイピング ゼロ-07スナイピング ゼロ-08スナイピング ゼロ-09スナイピング ゼロ-10スナイピング ゼロ-11スナイピング ゼロ-12スナイピング ゼロ-13スナイピング ゼロ-14スナイピング ゼロ-15スナイピング ゼロ-16スナイピング ゼロ-172009年12月22日 08:01:12
HELLSINGのリンク元
- http://74.125.153.132/search?q=cache:lG_CMPEJYH0J:
- http://aa.yhs.search.yahoo.com/avg/search?fr=yhs-a
- http://atpedia.jp/m/word/HELLSING
- [[辞書]] ハルコンネンII
- [[辞書]] HELLSING
- [[辞書]] HELLSING
- http://atwiki.jp/wiki/HELLSING
- http://azby.search.nifty.com/websearch/search?cflg
- [[nifty]] ?????鴻???ゃ?????????激?潟?
- [[biglobe]] ヘルシング 吸血シーン リップヴァーンウィンクル
- [[biglobe]] ヘルシング 考察
- [[biglobe]] ヘルシング 考察
- [[biglobe]] HELLSING THE DAWN
